死ぬってことにまつわる重い話。

日航機墜落事故とその後
http://st.jpn.org/~maecato/katsudo/nikko_S.htm#○離断体がふえ、歯科はさらに多忙に
http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/49aibetu.htm
http://www.hokuriku.ne.jp/genkai/index.htm

何か得るものがあると思う人はどうぞ。


あと、これ。
↓鉄割の大根田さんの日記から引用しました。

Vol.7以降買っていなかったCOMIC CUEをまとめ買いしました。

この雑誌、毎回テーマを決めていろいろな作家に書いてもらっているのですが、個人的には面白い号とつまらない号の差が激しいように思います。今回買った4冊は全部面白かったけど。
で、帰りの電車の中でぱらぱらと流し読みをしていたのですが、「All you need is Love」号に掲載されていたしりあがり寿氏の漫画が、とても素晴らしくて、電車でなかったら絶対に泣いてましたよ、僕。
物語は短いもの(8ページ)でして、夫婦と思われるカップルが、夕飯を食べているところから始まります。いつものように、その日に起こった出来事を話す妻に、夫がプレゼントを渡し、「実は俺、殺されちゃったんだ」と告白します。帰り道に、若い男に背中を刺されて財布を奪われて死んじゃったと言うのです。
けど、どうしても言いたいことがあるので、とりあえず帰ってきました、と。
泣きじゃくる妻の頭をなでながら、夫は「それでは言いたかったことを言います」「君と一緒にいれて、すごく楽しかったです。それはなぜかというと、ずーと好きだったからです。」
そして二人は今までの楽しかった出来事を話し合います。くっつきながら。
朝になると、プレゼントだけを残して、夫はいませんでした。
というだけの物語なのですが、これ、こんな説明では1%も素晴らしさが伝わらないので、是非読んでいただきたい。間とか、絵とか、台詞とか。
死に際してやり遂げたいことが、「本当に好きだったから楽しかったのよ」という気持ちをきちんと伝えておくことだけっていうのは、なかなかのことですよ。
妻さんもけなげに最後の別れを受け入れているし。
妻が、死んだ夫に対して「(声を近くで聞きたいので)そっちへ行ってもいいですか?」と聞いて、二人はくっついたまま話をするのですが、やっぱりね、くっつくのって必要よ。皆さんも、恋人がいるのであれば、たくさんくっついておきなさい。
ああ、やっぱり書けば書くほど陳腐になる。読んで欲しいです。

世界と微妙にずれているのに、その感情の基準に共感できる作品って、僕は小説でも漫画でも映画でも大好きなのです。


コメント

uri

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

日記内を検索