秋の気配が微妙にしつつ

映画撮影のために、
必要な機材である、MDウォークマンを
ビニール袋にいれて、うちのポストに
いれておいて、夜中に映画撮影をする
友人が来て、借りていったみたいだ。
朝起きたらなくなっていた。

なんでいまさらって思うけど、
ウィーザーの1STアルバムを買った。
日本盤で。それは、サマーソニックに
ほとんど、
それだけ目当てに行くから、歌詞を見たいから。
2000年のサマーソニックのリヴァース引きこもり
復帰記念ライブからこれでウィーザーは
3回目。

なんか、ディセンデンツとかウィーザー
とか、ゲットアップキッズとかプロミスリングとか
ああいう音楽って聴くとけっこう高い頻度で
涙が出てくるようになった。
最近、音楽もたまにしか聴かないな。
あと、あれだ、ミネラルの
ファイヴエイトアンドテンっつー曲は泣く
とともに、頭頂部から魂を抜かれながら解脱する。
フジロックで渋さ知らずオーケストラで
盛り上がって、金管楽器がいっせいに
ナイフのようにとがった音を出して、
そのときに感じた
天空の一箇所に頭から抜けていきながら、
思わず切なくなって泣いてしまう感じ。
フジロック、
ゲットアップキッズもよかったけど、
ものすごいディスコミュニケーションだった。
このバンドは俺、阿呆ですが、音質の悪いブートの
シアトルでのライブ盤までもっていて、
ドントヘイトミーという曲で、
客のみんながサビを合唱してるんだけど、
全然、フジではそんなことなくて、
ただのメロコアバンドのライブでした。
客のノリが。その曲はサビで客の反応を
聴くために、演奏が静かになるんだけど、
みんなが歌ってないのを知ると、
あとは、超投げやりのやっつけ仕事になっていた。
俺も含めて数人は歌っていたと思うけど、
そのあとの数曲は悲惨な感じで幕が閉じて
しまって、GUKの歌の人に、そんなことないぞって
後で、メールを送りつけようかとまで
思ってしまったぞ。ファンなんだね。
アウトオブリーチとかマスパイク、
ヴァレンタインっていう曲なんかは、
ミッドテンポの美しい名曲ですごく好きです。

ソニックユースはすごかったけど、
その前のバットホールサーファーズの演奏は、
なんだか水木しげるの漫画みたいな
音をだしていた。
夜の森の中をソニックユース目当てに
とことこ歩いてホワイトステージに向かって
いると、バットホールサーファーズが
水木しげるみたいな変な音で、
道にはぽろぽろとちょうちん。
そんで三途の河みたいな小川を渡って、
ソニックユースの祭壇を観た。
思えば、アメリカンオルタナティヴの
重要な人たちを観たんだ。
J・マスシスも観てマイク・ワットも居たのだし。

なんでフジの話を思い出したかというと、
フジロック以来気になっていた
ミッドタウンていうバンドのCDを
レコード屋でみて欲しくなったから。
なんかベタなロックばっかり買ってるなー、
音楽聴く時間が少ない生活だと、
そういうときはロックに偏る。
なんかもうしょうもないけど。

ウィーザーを歌詞カード観ながら歌っていて、
ビールを飲みながらディセンデンツかけてみたら、
ほとんどの曲をなんとなくそらで歌えた。
それだけのことだけれど。